帰国してから
前回、イタリア旅行から帰ってきて、色々と思うことがありました。
まず、最終日に泊まったホテルでシャワーのお湯が出ず、冷水を浴びて風邪を引いてしまったこと。3月下旬とはいえ、まだ気温は低く、帰国後もしばらく熱が下がらず寝込んでしまい、せっかくの旅行の最後が、少し残念な記憶になってしまいました。
さらに、以前テレビで見た本場のとても美味しそうなパスタにも出会えず、どこか心残りがありました。そして何より、「私はイタリアという国の空気を、ちゃんと感じられたのか?」という思いが、帰国後もしばらく心に残り続けていました。
旅の目的とは
今までたくさん旅をしたけれど、これからは「旅の目的を明確にしよう」と考えるようになりました。
・美味しいものを食べたい。
・世界遺産をたくさん見たい。
・居心地のいホテルに泊まりたい。
人それぞれに、旅に求めるものがある。食事や宿泊先は、旅の印象を大きく左右する。限られた日程や予算の中で、すべてを満喫するのは難しいけれど、できることなら、その土地の自然や空気、その国らしさのようなものを、少しでも感じてみたい。そんなふうに思うようになりました。
今回のイタリア旅行を例えるなら、外国人が大阪城や姫路城だけを巡って、「日本に行ってきた!良かった!」と言ってるのと同じじゃないか?という気がした。もちろん、どちらも素晴らしい場所です。けれど、それだけで日本という国を知ったことにはならない。「日本を知る」なんて、実はとても難しいこと。北海道と沖縄では、気候も文化も空気感もまったく違うしね。
今回のイタリア旅行は、「名所巡り」に重点を置きすぎたかな。もちろん、それはそれで素晴らしい体験だったのですが、どこか忙しなく、少し欲張りな旅だった気がした。
結局、わたしは旅で何を得たいのか?
もっと、その土地の空気を感じたい。観光名所だけでなく、その国にある自然や日常、旅の匂いや人々の気配に触れてみたい。そう思うようになり、私は次の海外旅行を計画したのでした。
AIを頼りに
今回の旅は、ほとんどすべてをAIを頼りに計画しました。最近、ChatGPTとかなり会話を重ねていたこともあり、私の考え方や好みを、すっかり理解してくれています。
「ねぇ、次の海外旅行、どこがいいと思う?」そう尋ねると、いくつかの国を提案してくれました。
「中田さんは植物が好きですよね」「旅先で、ゆっくり景色を眺める時間を持つのも合っていると思いますよ」そんなふうに、まるで昔から私の好みを知っている人のように、旅先をアシストしてくれました。
おすすめされた国は、
・フランス
・スイス
・ベトナム
・香港
・タイ
・シンガポール
・スペイン
その中で、私が最も惹かれたのが、世界一とも言われるシンガポールの空港、チャンギ空港。「ジュエル・チャンギ・エアポート」の中央には、天井から巨大な滝が流れ落ちていて、まるで未来の植物園のような空間がある。さらに、マリーナベイ・サンズやガーデンズ・バイ・ザ・ベイの写真を見た瞬間、がっつり心を掴まれた。
――うわ。これはもう、行くしかない。
英語もわからない。しかも、かなりの方向音痴。そんな私が、AIだけを頼りに、シンガポールへの一人旅を決めたのでした。(→ 続く)



