合同制作イベント

先日、全国の専門学校や大学から学生が集まり、チームを組んで制作に取り組む実践型のイベントに参加しました。今年は約50名の学生たちが、普段とは異なる環境やメンバーの中で、アイデアを出し合いながら作品づくりに挑戦しました。
ハッカソンとは?
このイベントは、いわゆる「ハッカソン形式」で行われます。ハッカソンとは、「ハック(Hack)」と「マラソン(Marathon)」を組み合わせた言葉で、限られた時間の中でチームを組み、アイデアを出し合いながら実際に作品やサービスを作り上げていくイベントのことを指します。ITやクリエイティブ分野では、実践的な学びの場として広く行われている取り組みです。

学生たちは初めて顔を合わせ、自己紹介からスタートしました。途中でアイスブレイクを取り入れながら、少しずつ緊張をほぐしていきます。
チームで議論を重ねながら制作を進め、最後にはそれぞれの成果を発表します。たったの3日間でアイデアを形にしていく過程は、技術力だけでなく、コミュニケーション力や発想力も求められます。
「平成レトロ」
今回のハッカソンでは、「平成レトロ」というテーマが与えられました。平成初期に流行したサービスや文化、モノに焦点を当て、それらをヒントに新しいものづくりを行うという内容です。

プリクラやギャル文化、シール帳、ポケベルなど、当時を象徴するアイテムやサービスを題材に、現代のWebサービスやアプリとして再構築していきます。
懐かしさのあるテーマですが、学生たちの自由な発想によって、思いがけないアイデアが次々と生まれていました。
世代を超えて考える難しさ

参加している学生の多くにとって、平成初期はまだ自分たちが生まれていない時代でもあります。その時代に流行していた文化やサービスを一生懸命に調べ、どんな人が使っていたのか、どのようなターゲットだったのかを考えながら企画を練っていく姿がとても印象的でした。

過去の文化を理解し、それを現代の技術や発想で再構築することは決して簡単なことではありません。そうした難しさに向き合いながら取り組む学生たちの姿から、強い意欲と可能性を感じました。
学生たちの成長
完成した作品には、バーコードの読み込みや平成診断、デジタルを用いたシール帳など、学生らしい発想が随所に盛り込まれていました。カメラを起動させる機能や、JavaScriptをうまく活用したサービス設計など、どのチームも工夫が凝らされており、短い制作期間とは思えないほど完成度の高いものばかりで、大いに感心させられました。
こうした制作の様子を見ていると、実践的な経験の積み重ねが学生たちの力になっていくのだと感じます。また、他校の学生のスキルを目の当たりにすることで、多くの刺激を受ける機会にもなったようでした。
これからもさまざまなテーマに向き合いながら、試行錯誤を重ね、プロフェッショナルとして成長していくことを期待しています。学生たちの真剣な姿に触れ、私自身にとっても大変貴重な3日間でした。

