車内広告にびびる。

「いてまえ!いてまえ!いってまう前に!」
先日、地下鉄でぎょぎょぎょ!?とするような車内広告を見つけました。大阪のおばちゃんがドアップになって叫んでるんです。ええ?どーゆーことなん?あ?「いてまえ」=「行け!」ってことね。「いってしまう前に」は、「逝ってしまう前に」ってことだ。あえて「ひらがな」に表現するところが広告の力ですね。
今のうちやで。
「tinder」は、いわゆる出会い系婚活アプリ。この広告は、他にもシリーズがいっぱいあって本当におもしろい。つか「インパクトでかすぎやん・・・」
「粉もんってな、熱いからうまいねん!恋と一緒や!」
「恋は豚まんや。ないとさみしんよ。」
「あんたは、道頓堀のネオンよりずっとまぶしいで!」
「恋ってな、おかわり自由やねん。」
「年金より、頼れる人をな。」
広告の意図を読み取る
要するにこの広告から読み取れる意図は、
こんなおばちゃんになったら、取り返しがつかなくなるから、今すぐ(「tinder」を使って)出会いを求めなさい。
「今すぐ登録せーよ」「今のうち(若いうち)やで」ってことなんだろう。この広告の意図を、婚活中のターゲット全員が読み取れるかどうかというのは、難しいのではないかな。ぱっと見は、高齢の女性が際立つので、「高齢向き出会いアプリ」という印象にもなりかねない。「今のうち」=「若いうち」ってことを、若い人はわからないような気もする (笑)。広告から放つメッセージは、実に奥深いものが多くて、捉え方は千差万別。例えメッセージの真の意図は、相手に伝わらなくても、インパクトさえあれば多くの人の記憶に残り、tinderの認知度は広がるはずだから、広告としての役目はしっかり果たしてると思う。
やっぱ広告ってインパクト大事や。

この広告に起用されたマダムたちは、大阪の街で飲食店や衣料品店を営みながら人生を重ねてきたという昭和・平成・令和を駆け抜ける「大阪のゴッドマザー」。その派手なファッション、気さくな性格、コミュニケーションスタイルは大阪らしさを体現しているともいえます。型にはまらない個性や自由を尊重することが地域性だととらえたアイデアに、ユーモアを加えた大規模な広告を展開しました。
2012年に誕⽣したTinder®は、わずか2年で1件のマッチから累計10億件マッチに成長。人々の出会い方に革新をもたらしてきました。
9月15日(月)~9月21日(日)限定の広告だそうです。「ぷぷぷ」って笑える広告が好きなので、しっかり大阪気質が染み付いてます。えーねんえーねん。
ではまた、お会いしましょう。Have a good day.

